私たちは「大峰山女人禁制」の開放をもとめます

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活動報告(2008年05月)
結成5周年記念シンポジウム開催
 2007年12月15日、奈良市男女共同参画センターで、「大峰山女人禁制」の開放を求める会の5周年記念シンポジウムを開催。3人のパネリストの発表とディスカッションを行った。
安里英子さん「沖縄の古層文化と女性―薩摩以降の変化―」
琉球弧の島々では、古来女性主体の祭祀をもち、ある年令に達した女性は神女になる。ウタキと呼ばれる聖地は男子禁制だった。しかし、薩摩の侵入は、ヤマト化、父権的となり、さらに明治以降の公民化政策は、男子禁制の文化を伝統行事の中に追いやり、文化の主体は男性主導に変化した。ジェンダーの視点からの男子禁制については今後の課題。
方清子さん「『女人禁制』と戦時性暴力に見る女性支配」
日本軍「慰安婦」とされた女性たちは、人間としての尊厳を奪われた。「女人禁制」と「慰安婦」問題との関係は、女性を男性支配に従属させるための排除と差別である。戦争や基地における女性への性暴力も女性差別である。
畑三千代さん「女はあかん、聖域がけがれる!?」
女性が土俵に上がれない背景にもケガレ意識の存在を指摘。内舘牧子著『女はなぜ土俵にあがれないのか』から、相撲を「国技」、土俵を「聖域」と意味づけ、ケガレ意識や差別意識への無批判、土俵の「女人禁制」を女性差別としない点を指摘・批判。

3人のテーマから、ジェンダーによる女性への人権侵害を指摘された。2003年欧州議会の「機会均等委員会」でカラマノフ委員長の「いかなる伝統・慣習も人権より優先するものではあってはならない」に共感し、闘いの輪を広めることを確認し合った。
2008年 5月 25日 [日曜日]

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