私たちは「大峰山女人禁制」の開放をもとめます

トップへ
女人禁制って
こんなことやってます
署名のご協力ください
インターネット署名
「大峰山」(山上ヶ岳)の「女人禁制」の開放を求める要望書
こんなご意見頂きました
リンク集
私たちは「大峰山女人禁制」の開放をもとめます

署名にご協力下さい
「大峰山女人禁制」の開放を求める要望書
 私たちは、「大峰山女人禁制」の開放を要望します。

 1999年、『男女共同参画社会基本法』が制定されました。この法律は、法の下の平等を定め、性別による政治的、経済的または文化的な関係における差別を禁ずる『日本国憲法』はもちろんのこと、性別による差別を禁ずるべきだという世界的潮流を受けて制定されたのです。その目的は、「男女の人権が尊重され、かつ社会経済情勢の変化に対応できる豊かで活力ある社会を実現すること」が謳われています。そして、「男女の人権の尊重」とは、「男女の個人としての尊重が重んじられること、男女が性別による差別的取扱いをうけないこと」と説明しています。「男女」とはつまりすべての人を指しています。

 この法律は、あらゆる人々に適応されてしかるべきです。そして男女共同参画社会をめざす努力は社会全般で進められています。宗教の世界も例外ではありません。男女の人権が尊重されない宗教など何のために誰のために存在するのでしょうか。

 そうした日本のみならず世界の現況を前にして、この度、奈良県の吉野山から和歌山県の熊野にいたる山系であり、平安時代以来,修験道の中心的な修行道場として知られる「大峰山」の世界文化遺産登録が決定しました。国・県の史跡というきわめて公共的であり、吉野・熊野国立公園という勇壮な大自然をもつ「大峰山」が世界文化遺産に登録されるのは喜ばしいことです。しかし、手放しで喜べない大きな問題が横たわっています。それは、「女人禁制」区域が存在していることです。

 「大峰山」の歴史は、男性修験者による修行場所として伝承されてきました。かつては、一般の人が入山することもできない修行の場だったのです。しかし現在では、修行目的でなくても男性であれば入山できます。それに対して、女性は、修行者であっても入山はいまだに拒まれています。

 こうした頑なな女性排除の歴史は、女性が入山できないという事実だけの問題ではなく、そこには、すべての人々を迎え入れ、すべての人々の平安と平和の世界を希求する宗教のあり方にも背を向けていると指摘できるでしょう。そしてなによりも、「女人禁制」を維持することが、女性の人権を著しく傷つけています。
 私たちは、「大峰山」が来るべき未来においても人類の誇りうる文化遺産としてあるために、「大峰山女人禁制」の開放を求める会を設立しました。

 「大峰山」の「女人禁制」開放は、「大峰山」の歴史に新たな1ページを開くことであります。そのためには、「大峰山」に関係されている宗教者、修験者、行政や地域の人々の叡智ある決断を要請いたします。それとともに、本会の趣旨にご賛同いただくみなさま方とともに、男女がともに参画する文化の発展と護持につとめたいと思います。
「大峰山女人禁制」の開放を求める会
共同代表 大林美亀 木津譲 藤原智代 源淳子
インターネット署名してくださる方はこちら